この連休中は施設のメンテを行なっています。
その一つとして行なったのが、水漏れを起こしていた池の修復でした。
新しく防水シートを貼り直し、周囲の石組みを積み直すと共に、一つある睡蓮鉢の清掃を行いました。
水を張ると、こざっぱりした綺麗な水を湛えた池と水蓮鉢が復活しました。
小さなビオトープをイメージするこの池は、子どもたちが楽しめるようにメダカを飼いたいと思い、以前取り扱いのあった近所のホームセンターやガーデニングショップを当たりましたが、どちらももう取り扱っていないとのことでした。
やっとの思いで大宮駅西口近くにあるメダカ専門店をネットで見つけ、出かけました。
途中の強いにわか雨の中、店構えも小さくわかりにくい店をやっと見つけて、にわか雨から逃げ込むように入ったその店は、今まで見たこともないようなさまざまな種類のメダカが飼われていました。
店員の方に庭の池で買うので、「普通の」メダカが欲しいとお願いしたところ、「じゃあ。こんなのはどうですか?」と言われた種類が、10匹で3,000円!!!
子どもたちが通う居場所作りの法人で、運営費が限られている中、池にメダカを飼って子どもたちに見せたい・・・と趣旨をお話ししたところ、「子どもたちに見せるんだったら、タダでいいですよ。いくらでも持っていってください」と話が急変。
売り物だから、それでは気の毒とお話ししたところ、「じゃぁ、30匹で1,000円」とのお話し。
「最後は、数えるのも面倒だから」と一山1,000円状態、おまけに「一種類ではつまんないでしょう」ともう少しお高いメダカも入れてくださいました。
一日、水温にならしたのちに、池と睡蓮鉢にわけて放ちました。
今は、青銀色にキラキラ光る、メダカが涼しげに泳いでいます。
私たちも、施設メンテの手を時々休めて、見入っています。
今から、連休明けに戻ってきた子どもたちの反応が楽しみです。
専門店の好意でてらこやにやってきたメダカの種類は「みゆき」という優しい名前がついています。
お店の名は「ちゅらめだか」さん、今回は出会えませんでしたが、なんと元アイドルの方が代表だそうです。

ご厚意、ありがとうございました。
こんな形で広がるサポートの輪も嬉しいものです。