言葉で伝える (2019/1/26投稿)

1日で2件の取材を受けました。
偶然、どちらもてらこや食堂(いわゆる子ども食堂)に関してのものでした。

それぞれの方の取材目的に合わせて、心を込めてできるだけのお話をさせていただきました。
きっと素敵な形で活用していただけることと思います。

私たちからの「どちらで、てらこや新都心をお知りになりましたか?」の質問に、お二人とも「ホームページを見て」とお答えくださりました。

てらこや新都心は、イベントの告知チラシ以外に、こちらのホームページのほか、Facebookで活動の分野に応じて3種類、カフェのホームページ、印刷物では、主に支援してくださる方に向けての「てらこや通信」、近隣の皆様に活動を伝える「てらこや新聞」と不定期ながら様々な形で、私たちの活動についてお伝えしています。

てらこや新都心は、一言で言うと「人と人とのつがなりのための居場所を提供する」活動です。

ささやかな活動ではありますが、皆様にそのことを言葉で伝えることの大切さを再確認した1日でした。

心を育てる (2019/2/13投稿)

てらこや新都心では、様々な形で子どもたちの成長のお手伝いをしています。

子どもラボ・・・小学生を中心とした子どもたちの放課後の居場所作り
なかまほいく・・・10回を1シリーズにした、子育て仲間を作る活動
ままのわ・・・・3歳以下のお子さまをお持ちのお母さまの緩やかな交流の場
ままラボ・・・・3歳からの未就学児とそのお母さまの緩やかな交流の場
てらこや食堂・・月一回のたくさんの親子が参加する多世代交流の場
学研@てらこや新都心・・・子どもたちが自主性を持って勉強に取り組む心を育てる教室

いずれも、子どもたちの健やかな心の成長とそれを暖かく見守るお母さまのサポートになるように、心を砕いています。

一方で、子どもたちが生活の多くの時間を過ごす小学校は「ゆとり教育」での子どもたちの学力低下への反省から、学習する内容の増加と前倒しが次々と行われていて、その「ノルマ」を果たすために、図工や音楽など「心の成長」を促す科目に割かれる時間がどんどん減らされ、その内容も殺伐としたものになってきているという話が耳に入ってきて、知識や技術に偏った教育に疑問を感じることが少なくありません。

上に掲げた私たち「てらこや新都心」の活動は、「心の成長」に目を向けています。

可能な限り子どもたちの自主性に任せ、子どもたちが考え、感じ、友だちを思いやり、決断し、行動し、その中でいろいろなことを感じ取る・・・・。

また、大人たちは、そうしている子どもたちを見守り、支える「心の余裕」をもつことで、子どもの成長を見守る楽しみを味わう・・・・。

そんな場所を整えることが、私たちの活動の重要なテーマです。

最近、私たちの活動に共感し、更に一歩進めるお手伝いをしてくださる方との出会いがありました。

新しい「場づくり」の企画がスタートしました。

今からワクワクしています。

「心を育てる」

てらこや新都心の活動の重要なテーマです。

そのことを改めて確認したうれしい出会いでした。

気がつけば5年経っていました (2019/4/18投稿)

さいたま新都心の住宅地にひっそりと佇む「てらこや新都心」

子どもの居場所作りや女性の活動支援を目指して、私たち女性3人で活動を始めてから、いつの間にか5年が立ちました。

その間、運営メンバーの卒業や交代、参加などの変遷を経ながら、なんとかここまで続いてきました。

私たちがここまで続けられたのは、「てらこや新都心」に集う皆様方の様々な形のご理解、ご支援のおかげだと深く感謝しています。

ありがとうございました。

その5年の間、ずっと持ち続けて来た想いが、「集う人たちの癒しの場でありたい」ということでした。

その想いはここ1〜2年で益々強まり、私たちの様々な活動の「キーワード」になりつつあります。

新学期を迎えて、新しいメンバーの参加が増えて来た小学生の居場所作り「子どもラボ」でさえも、その先には自由な活動の中での子どもたちの元気な姿をを通じて、日々子育てのストレスにさらされているお母様方に、子どもとの距離感を見直すことを通じて、癒しの時間を持って欲しいという、願いが秘められています。

今までの様々な出来事を思い起こすと、「やっとここまで来たか_という思いと「もうそんなに時間が経ったか」という思いが交錯します。

運営スタッフの間では、時々「次の5年間」の話も出るようになりました。

そんな話ができるのも、私たちの活動に関わり、サポートしてくださる皆さまのおかげだと思います。

これからの5年間も、どうぞよろしくお願いいたします。

見守りについて (2019/5/2投稿)

平成が終わり、令和の時代が始まりました。

思い返せば「平成」は、私にとっては子育てに奮闘していた時代でした。
良い母親になろうと駆け抜けた時代でした。

今になって思い返すと、自分で上手にできたこと、うまくできなかったこと、色々と思い出はありますが、どちらかというと心残りのことが多かったような気がします。

それは我が子の幸せを願う母親としては当然な感情だとも思うのです。
子どもがもっと、もっと幸せになって欲しいと思うのは自然の感情です。

でも、てらこや新都心に集まってくる子どもたちを見ていて、最近感じることがあります。

それは、大切なのは子どもを見守る眼差しではないかということです。

まさしく子どもを「見て」、「守る」。
その暖かい眼差しこそ、子どもたちが一番必要としていることなのかもしれません。

そのことをきちんと理解すれば、子育てももう少し余裕を持って楽しめるような気がします。

スマホを置いて、ちょっと子どもを見守ってみませんか?

子どもの可愛らしさをもっと感じられるかもしれません。

音楽溢れる居場所作り (2019/5/15投稿)

5月に入ってから、堰を切ったように様々な演奏家の方とご縁が繋がっています。

私たちが運営する「ギャラリーカフェてらこや新都心」(現在は、トラットリア イル・ルオーゴとして営業中)では、

これからいくつもの音楽に親しむ機会を提供していきます。

良質の音楽をリーゾナブルな料金で提供することを通じて、この空間を癒しとリラックスの場にしていきたいと考えています。

日々の波立つ心を鎮め、慌ただしい時間を忘れ、美味しい料理と良質な音楽をリーゾナブルな価格で楽しむ・・・・・、

そんな至福のひと時を味わえる居場所ができればいいなと思っています。

てらこや新都心にも人生? (2019/5/30投稿)

てらこや新都心の活動を始めて5年が経ちました。

最近、運営に携わる仲間とてらこや新都心が歩んできた道について、そしてこれからについて話し合う機会が多くなりました。

そこで感じることは、てらこや新都心も、そこに集うみなさんと同様に様々なことを感じ、考え、変化し、成長し・・・・・・。
まるで一つの人生を生きているようだなということです。

始めた当初は、どれだけの方がいらっしゃるのか不安で、人気がありそうないろいろな講座を企画し、参加人数に一喜一憂していました。

それから、皆様に活動の場所を提供し、見守る時期がありました。

そんな中で、てらこや新都心の未来について話し合い、日々の一歩一歩が、私たちが目指す姿に近づくことになっているのか、確かめて来ました。

そしてこの頃感じることは、今までいろいろと考え、歩んで来た思いが、皆様にだんだん伝わって来ているのではないかということです。

てらこや新都心に集う子どもたちや大人たちが、この場所を楽しみ、心地よく過ごしてくださるのを少しですが感じるようになりました。

この「感じ」って、子どもラボの活動を通して、子どもたちに育んでもらいたい「自己肯定感」なのでしょうか?

もしそうだとしたら、嬉しいことです。

てらこや新都心も、周りに受け入れられるか不安でおどおどしながら生まれ、とにかく皆様を受け入れることを心がけ、その中から見えてくることを学び、どんな居場所になりたいかが少しずつ見えてきて、その一歩一歩に少しだけですが自信を持って歩むことができるようになりました。

てらこや新都心がまるで自分自身の人生をたどっているように感じます。

あと5年後にはどのような成長した姿を見せてくれるのでしょう?

親心を持って楽しく見守って生きたいと思う朝でした。

いのちのお話 (2019/6/23投稿)

帝王切開情報サイト「くもといっしょに」を主宰する細田恭子さんによる「いのちのお話」講座が、終了しました。

主宰した私にとっても、とても感動的なひと時でした。

残念ながら、聞きたいと思っていた皆様も様々な理由で都合がつかなかった方が多く、少人数になりましたが、その分濃密な空気に包まれた講座でした。

まさしく、てらこや新都心が目指している「癒しの場」となりました。

日々の子育てに追われているお母さまにとって、ご自身が出産の大変な苦労とともに生み出した「いのち」について考え、その大切さ、愛おしさを再確認するひとときになりました。

参加した皆様が涙して考え、語る場となりました。

子どもたちにとっての「いのちのお話」は、自分を生み、育ててくれている両親の想いや愛情について確認し、そのことを通じて自分の心と体の大切さに気づく機会になると強く感じました。

私は、この「てらこや新都心」を、人と人がつながる癒しの場にしたいという思いで立ち上げ、運営しています。

そんな癒しの場は、ここに集う皆様が自分を大切にし、他人を想いやる心を持つことを通じて形作られていくのだということを、再確認いたしました。

「いのちのお話」講座、細田さんのお力を借りながら、様々な形で皆様に届けていきたいと、決意を新たにした1日でした。

道楽? (2019/6/29投稿)

先日、ご近所の年配の方から、私たちの「てらこや新都心」の活動を「道楽ができていいね」と言われました。

私たちの活動の意義が伝わっていないことが残念で、その一言で個人的にはちょっと傷ついたのも事実です。

道楽とは一般的には、本職を忘れて酒色や博打などの遊興にふけり、放蕩することを言いますが、本来の意味は違います。

道楽は元々は仏道を求めるという意味で「どうぎょう」と読みます。
「楽」は「願」と同じ意味で「仏道を楽(ねが)う」のが、元々の意味でした。

それが転じて、仏の道を求めることを意味した道楽が、道を修めて得られる結果の法悦を表すようになり、それが更に現在の一般的な道楽の意味に転じていったものと思われます。

「てらこや新都心」の活動は、特に特定の宗教的な活動ではありませんが、多くの宗教が目指している「人の和」、「心の平安」、「癒し」などを受け取っていただける「場」にしようとする活動であることは、間違いありません。

これからも「てらこや新都心」が広く皆様に受け入れられ、暖かい交流が生まれ、心が癒され、明日への元気の湧く「場」にしていきたいと思います。

私の「道楽」は、まだまだ始まったばかりです

「おとなラボ」について (2019/9/6投稿)

地域の居場所作りを進める「てらこや新都心」の大きな活動テーマに、「子育てのサポート」があります。

その「子育てのサポート」の一つの柱が「子どもラボ」を中心とした子どもたちがのびのびと活動する場所を提供することを通じて、子どもたちの自主性、協調性、自己肯定感を育むきっかけを作ることです。

一方で、子育てに大きく関わる母親をサポートすることも重要と考えています。

私の子育ての経験からも、子育て、特に幼児期の子育ては、周りに気を使い、我が子の成長に一喜一憂し、時間に追われ、時には孤独感を味わう・・・・そんな様々なストレスに取り巻かれた時期でした。

私が子育てをしていた時代と比べ、いまは男性の子育てに関わる姿勢は変わって来たのかもしれませんが、それでもなお幼児期の子育ての主役は母親であり、子どもの成長に与える影響は大きいものがあると感じます。

そこで、私たち「てらこや新都心」は、「おとなラボ」という活動テーマで、様々な講座やワークショップを企画し、子育て世代の主に母親に対して心と身体の癒しと健康を目指す機会を提供していくことにいたしました。

そのほとんどの企画が、類似のものに比べて参加料を割安に設定し、参加しやすくするとともに、講師の皆様にも開催の主旨を説明、賛同、協力していただいたものです。

それらに参加することを通じて、参加する皆様の交流の輪が広がり、「てらこや新都心」が、子育て世代を中心とした皆様の「居場所」としてさらに地域に根付いていくことを目指しています。

一つ一つの企画につきましては、Facebookページ「おとなラボ@てらこや新都心」を中心にお知らせしてまいります。

「おとなラボ@てらこや新都心」が、もう一つの地域での子育てのお手伝いの場になっていくことを願ってやみません。

おとなラボ@てらこや新都心Facebookページはこちら。

お月見に寄せて (2019/9/14投稿)

昨日はお月見でした。

てらこや新都心でも、月見だんごとススキを準備し、広い縁側に飾りました。

そして、ちょうど居合わせた子どもたちに、お団子を焼いておやつにしました。

子どもラボは6時までのうえ、雲がかかっていてお月見はできませんでしたが、こんな風習があることを、子どもたちは体験できたと思います。

子どもラボの後のボランティアで行っている大宮での補導活動を終えて、帰宅してホッと見上げた空には、綺麗なお月さまがかかっていました。

盛り場での様々な人生模様を見た後の満月は、心が浄化されるようでした。

てらこや新都心を始めた時から考えていた、日本の季節の折々の行事を子どもたちに伝えるということも、これから日々の暮らしの節目として、楽しんでいければいいなと思っています。

こんなことを考えられるのも、5年が過ぎたてらこや新都心の活動が、私の暮らしの一部になって来たからだということが感じられたお月見でした。