てらこや新都心では、年に数回、シルバー人材センターに、庭に生えてきた雑草の草抜きをお願いしています。
そこそこの広さのある敷地ですので、とても助かる上に、お歳を召されても何らかの形で仕事をしたい、社会と繋がりたいという皆様の支援のお手伝いという気持ちもありましたが。
昨年は、子どもたちが四葉のクローバーを探したり、花を積んだりと楽しい体験のできる遊び場だったクローバーのエリアをごっそりと抜いて、更地にされたことがありました。
その結果に、悲しい思いをすると共に、子どもたちの残念がる声も耳にしました。
お年寄りにとってクローバーは雑草だという見方もあるのかと思い、後でそっとクローバーの種をその場所に蒔きました。
今年は、遊具があり子どもたちが元気に遊ぶエリアの片隅に地植えしたアナベル(西洋アジサイ)がバッサリ刈られていました。
前日に、花芽が出かかって、あと1ヶ月もすると上品な白いアジサイを子どもたちが楽しめると思った矢先の出来事でした。
周りに杭を打ち、割れた火鉢を置いて、子どもたちに踏まれないようにして、育てていたものです。
なぜ、この株を「雑草」と判断して刈り取ったのか・・・・
そのみずみずしい切り口を見ながら呆然としました。
私たちは、このてらこやに色々な形で「想い」を注ぎ込みながら運営しています。
それはその「想い」がこの場所を必要としている方に、癒しの波となってきっと伝わると信じているからです。
今回は、その「想い」も一緒に刈り取られたかのような、残念な出来事でした。