新型コロナウィルスをめぐる状況は、改善する兆しが見えません。
感染の拡大を防ぐために、マスコミは連日感染者数の増加と拡大防止のための注意喚起の情報を流し、その一方で人気の減った街の様子や、それでも賑わう観光地の様子などを報道し続けています。
社会が一致団結して新型コロナウィルスに対抗しなければならないために、注意を守っていない人たちに対する批判意見も様々な形で報道され、ネット上にコメントが溢れています。
・ウィルスを撒き散らしているのは、子どもたちでなく、立場が弱いと言われている高齢者だ。
・若者たちは、危機感が薄い。
・都内の繁華街や海外に出かけられない若者が、近隣の観光地に出かけている。
・生活日用品がスーパーの棚から消えた・・・などなど
さいたま市内の学校も3月2日に休校になったまま春休みとなってしまい、入学式、始業式の日程は告知されたものの、その後の授業再会については、まだはっきり決まっていません。
むしろ、都内への通勤の自粛要請も出され、家族が家庭内にとどまり一緒に時間を過ごす状況は増えています。
家族の一人一人が新型コロナウィルスの拡大防止のために、今まで以上に様々なストレスに晒されていることは、間違いないところです。
そのような中で、DVの問題が急浮上して来ています。
https://www.businessinsider.jp/post-210311
新型コロナウィルスの対応が長期化するにつれて、大人も子供も誰もがホッとするひと時を必要としていることは間違いありません。
てらこや新都心は、子どもが一人でも、また大人が散歩がてらに立ち寄れる距離にあります。
そんな距離感の場所に、ほっと一息つける「居場所」を提供するために、私たちは活動を続けています。
もちろん、暖房をつけて窓を開け、換気に心がけたり、外から家に入るときに手指の消毒をしたり、よく触れる場所の消毒を励行したり、子どもたちが使う食器の共有を避けるために使い捨て食器を使ったり、トイレのタオルを廃止して使い捨てのペーパータオルをおいたり、様々な対策をしています。
今の状況に対する私たちの考え方についても、何度か公表いたしました。
「場」を開き続けることに対するご心配の声をお寄せいただくこともあります。
ただ、この「居場所」が必要と感じている方がいらっしゃる限りは、開いておこうという気持ちは変わりません。
「おいでください」と呼びかけるわけではなく、ただ必要な方のために「開いています」と言い続けています。
私たちが、感染源になってしまうこともあることは否定できません。
そうならないために、おいでいただく皆様がこの「場」を守るための誠意に支えられていると思っています。
その誠意に支えられて、必要としている人のためにこの「場」を開き続ける・・・それが、私たちの新型コロナウィルスとの戦いなのかもしれません。