てらこや新都心周辺でも新型コロナ感染情報が身近に迫る中、23日に予定していた今年の夏休み最大、子どもたちに大人気のイベント「水てっぽう大会」中止の決断をしました。
残念な思いでいっぱいです。
今年の夏休みは、一年半もの間、様々な形で新型コロナ感染防止対策としての自粛の中で過ごしてきた子どもたちのために意を決して、小規模ながらも可能な範囲で感染対策に気を配りながら精一杯のイベントを盛り込んで、子どもたちが少しでも思い出深い夏休みになるように心がけてきました。
その背景には、子どもたちの新型コロナは「感染はほとんどが大人から」、「子ども同士で感染することは稀」、「子どもから大人に感染することも稀」という公的な情報と、限られた地域内での交流に制限すると大幅に感染拡大リスクを減らせるという「stay with your community」の考え方をもとにしています。
一方で、地域に根ざした活動を進めていくため、近隣の皆様のご理解とご協力も必要だという思いも活動の基盤にあります。
今回の水てっぽう大会の中止は、20人以上の子どもたちが集まり、歓声をあげながら、水てっぽうで遊ぶという行事が、近隣の皆様へ不安を与えるのではないかという懸念が主な理由でした。(子どもたち同士の感染は稀であることと、昨年同様、フェースシールドを準備、飛沫が直接顔にかかるのを防止する、短時間で切り上げるなどの感染対策は行う予定でした。)
子どもたちを感染から守るということは最も重要なことです。
一方で、長期間にわたり子どもたちの自由な活動の機会が減り、子どもたち同士での楽しみや交流の機会も減っている状況が、長期的にみると子どもたちの成長に与える影響に対する懸念も広く言われているところです。
今回の水てっぽう大会の中止は、近隣の皆様との関係と子どもたちの健やかな成長を願う私たちの活動への想いの狭間での苦しい決断ではありました。
だからこそ、私たちが子どもたちに対して「今できること」について考える機会にもなりました。