心を一つに (2018/9/14投稿)

てらこや新都心が進めている地域の居場所作り。
「居場所」といっても物理的な空間を提供することを目指しているのではありません。

てらこや新都心を一般社団法人として登記・登録したときの税法上の業種は「貸席業」となっています。場所貸しです。
この選択にもちょっと抵抗感がありましたが、選ぶことができる業種では、似たものがこれしかありませんでした。

でも私たちは、場所を貸すのではなく、そこに集う人たちの心のつながり、絆を大切にしたいと思うのです。

てらこや新都心には、様々な動機を持った人々がおいでになります。

中には、人知れず心に悩みを持ち、人のつながりを通して癒されたいと思っている方もおいでかも知れません。

私たちは、本人がそのことについてお話になるときを除いて、詮索することはいたしません。
ただ、この場がそのような方にとっても、癒しの場になることを願うばかりです。

そんな「心の居場所」作りを進めるためには、運営に携わるチームのメンバーは、考えていること、活動の中で目指している方向性、日々していかなければならない決断の基準など、それぞれの価値観が共有でき、受け入れ可能な者でなければなりません。

もちろん完全な一致をすることはできませんが、お互いに理解し、共有できる範囲内でなければなりません。

つまり、ある程度の「閉鎖性」も必要だということです。
そのためには、時には辛い決断をしなければならないこともあります。

私たち、運営者が一致したものの見方、価値観を持って、居場所作りを続けている姿勢が、メッセージとなり、必要な居場所を探している方に届いていくことを願っています。

「心地よい居場所」は、「だれでも入れる居場所」ではなく、「考え方に共鳴する方の居場所」です。

そんな「心地よい居場所」作りのため、これからも折にふれて、てらこや新都心の考え方、目指す方向を様々な形で発信して行きたいと思う今日この頃です。

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