マスク (2020/4/22投稿)

世界中が、新型インフルエンザの荒波に翻弄されています。

小中学校の突然の休校宣言からすでに1ヶ月半、緊急事態制限からも2週間が立ちました。

てらこや新都心でも、レンタルスペースを利用して様々な活動をしている皆さまのほとんどが活動を自粛しています。

そんな中で、「地域の居場所作り」を目指すてらこや新都心は、閉鎖することなく「場」の提供を続けています。

特に「子どもの居場所作り」の活動である「子どもラボ」は、開設時間を平日の10時から18時までに拡大し、毎日子どもたちの声が響いています。

私たちは、ここに集う皆さまの理由、背景についてはなんの詮索をしません。

ただ、不要不急の外出自粛の嵐の中でも集う皆様にとっては、必要な場所であることを信じて、できるだけの感染対策を立てて「場」を開き、お待ちしているだけです。

昨日、いわゆる「アベノマスク」の寄付をお願いしたところ、数多くの思わぬ大きな反応と、暖かいコメントが寄せられました。

今まで何度かてらこや新都心の新型コロナウィルスに対する考え方を公表してきましたが、その反応は大きいものではありませんでした。

もちろん、私たちの信念に基づくものであるとはいえ、世間の自粛の風潮とは異なる内容でしたので、当然のことかもしれませんが、時折、自分たちのやっていることに不安を覚えることがあったのも事実です。

そのような時の「アベノマスクの寄付のお願い」という、てらこや新都心としては珍しい、皆様のサポートをお願いする情報の発信でしたので、これほど大きな反応があるとは予想していませんでした。

お送りいただいたメッセージや「いいね」、「シェア」の行動から、今までてらこや新都心を見守っていてくださっていた皆さまの存在に気づき、こんな時だからこそ、何か人のためにできることはないか?と考える気持ちを共有できたことで、幸福感でいっぱいです。

まだまだ新型コロナウィルス禍の収束には時間がかかると思いますし、これをきっかけにして社会が変化すると言われています。

ここ数日は、私たちの周りでも「その先」を考える上で、微かながらも光が見えてきたような出来事がいくつかありました。

これが「変化」の予兆なのかとも感じています。

まだまだ、強い風がふき、大粒の雨が打ち付ける嵐の中です。

そんな中で下を向いて嵐に耐えるだけでなく、顔をしかめ、目を細めながらも前を向く、そうしていてこそその先に微かな明かりを見ることができるのだということを知った皆さまの暖かい反応でした。

ありがとうございました。

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