昨日の朝のことでした。
まだ、てらこやに入る前の朝の早い時間、突然玄関のインターホンに呼び出されました。
「あみさん、助けて!」
ご近所の女の子の声です。
慌てて出ていくと、真新しい中学校の制服姿の中学生でした。
色々と忙しいのか、てらこやへはあまり姿を見せなくなってしまったお嬢さんです。
聞くと、「子猫が怪我をしているので何とかしてほしい」と。
登校時間が遅れるのも構わずお友だち数人と、鼻のあたりから血が出ている子猫を何とかしようと悪戦苦闘していました。
「静かにして子猫を落ち着かせるように」などのアドバイスをしながら、ご近所で猫の保護活動をしていらっしゃる方に連絡を取り、こどもたちを学校に向かわせました(遅刻の連絡は自分たちで入れていたそうです。)
自宅に戻り、ほっと一息入れてから、暖かい気持ちが湧き上がってきました。
子どもたちにとっての私の存在が在るという事は、少しでも彼らの役に立っているのだなと、励まされました。
本当に有難い事なのだと思います。
地元であの人に伝えたら何とかしてくれるかも…というSOSでした。私が考えもしなかった事でした。
いつもは大人しい女の子が「あみさん、助けてください」って…こんな有難いことはありません。
それにしても子どもたちはなんて素直で心の美しい存在なのだろうと、感動すると共に、地域の居場所作りを続けてきてよかったと思えた、朝の出来事でした。
*写真はイメージです。