てらこや新都心には、たくさんの子どもたちが出入りしています。
その多くは小学生ですが、併設されている学研教室や、「プレラボ」があるので、幼稚園、保育園児もやって来ます。
月曜日は未就学児向けの学研教室のクラスがあるため、3時までには何人もの幼稚園児がくるはずでしたが、昨日はその時間になっても、その多くが姿を見せません。
気を揉みながら待っていると、みんなが小さな手にそれぞれコスモスの花を持って、ニコニコしながらやって来ました。
お母さんたちに聞くと、道端に咲いていたコスモスの花を「あみさんにプレゼントする」と言って、摘んでいた為に遅くなったそうです。
早速プレゼントされたその花の一部を花瓶に挿して玄関に飾りました。
勉強が終わって、ひとしきり遊んで帰る子どもたちは、このコスモスを見て「わぁ、きれい1」
人を想って花を摘み、喜びと感謝の気持ちでそれを活け、プレゼントした人がまたそれを見て楽しむ・・・・・
戸締りが終わって玄関でぼんやりと常夜灯に照らされているコスモスを見ると、このような「優しい心のやり取りの場」であるてらこやを開いていてよかったと、しみじみ思う秋の宵でした。